2024年8月3日放送の【アナザースカイ】で紹介された、板垣李光人さんがフランス・パリで巡ったロケ地・スポットお店のまとめです。

「Berthillon」は1954年創業のアイスクリーム屋さん。

レイモン・ベルティヨン氏によって創業されました。パリのÎle Saint-Louis（サン＝ルイ島）に位置し、創業当初から高品質なアイスクリームとソルベを提供しています。もともとは小さなカフェの一角で始まったこのアイスクリーム店は、瞬く間に評判となり、現在ではパリを代表する名店として知られています​。

Berthillonのアイスクリームは、全て自家製で作られており、化学物質や人工甘味料、安定剤を一切使用していません。新鮮な食材のみを使用し、特に野生のイチゴ「fraise des bois」のソルベは約70年間にわたり愛されている看板商品です。この特別な味わいは、レイモン氏の孫や娘婿のベルナール・ショーヴァン氏によって引き継がれ、今もなおその伝統が守られています。

「塩バターキャラメル」のアイスクリームは、甘さと塩味の絶妙なバランスが楽しめる一品です。

サン・ユスタッシュ教会は、パリの1区、歴史的なレ・アール地区に位置する壮大な教会です。1532年から1632年にかけて建設され、その壮麗なゴシック様式の建築と巨大な規模が特徴です。この教会は、元々1213年に建立された小さな礼拝堂に始まり、その後の数世紀にわたり拡張と改築を繰り返しました。

サン・ユスタッシュ教会は、その建築美だけでなく、豊かな音楽文化でも有名です。教会内にはフランス最大のオルガンが設置されており、毎週日曜日にはオルガンコンサートが開催され、多くの訪問者を魅了しています

クリニャンクールの蚤の市（Marché aux Puces de Saint-Ouen）は、パリ最大の蚤の市として知られています。この市場はパリの北部、サン・トゥアンという地区にあり、広さは約7ヘクタール、3000軒以上の露店が集まっています。

クリニャンクールの蚤の市は1885年に創設し、今では年間500万人以上が訪れる観光名所となっています。

エトワール凱旋門は、1806年にナポレオン・ボナパルトがアウステルリッツの戦いの勝利を記念して建設を命じた記念碑です。その建設はジャン・フランソワ・シャルグランによって行われ、古代ローマのティトゥス帝の凱旋門をモデルにしています。

凱旋門の完成は1836年、ルイ・フィリップ王の時代であり、その間に多くの歴史的な変遷を経ています。現在、シャルル・ド・ゴール・エトワール広場の中心に位置し、パリのシンボルとなっています。

59 Rivoliは、パリの1区、リヴォリ通りに位置するアーティストのためのスタジオ兼ギャラリーです。この場所は元々クレディ・リヨネ銀行が所有していた建物で、1999年11月1日にアーティスト集団「KGB」（Kalex、Gaspard、Bruno）によって占拠されました。

当初は「Chez Robert, Electron Libre」として知られ、様々な芸術イベントやパフォーマンスが行われました。2000年に一度は立ち退きの危機に直面しましたが、その後の政治的支援とメディアの関心により、2006年に正式に合法化されました。

59 Rivoliの最大の特徴は、その多様で独創的なアーティストコミュニティです。30のアーティストスタジオがあり、そのうち15は常設、残りの15は3～6か月のレジデンシーで使用されます。毎日13時から20時まで一般公開されており、訪れる度に異なる芸術作品に触れることができます。

今田耕司・八木莉可子