2025年1月1日放送の【朝メシまで】で紹介したお粥、毎月1日に伊勢神宮で行列の朝メシのお店は『すし久』です。

すし久は、1831年（天保2年）に初代・森田久造が寿司屋として創業し、その後、料理旅館としても営業していた歴史あるお店です。現在の建物は、明治2年の遷宮時に下賜された宇治橋のけやき材を梁に使用しており、店先の看板も昔のままの風情を残しています。

お店の名物は、伊勢志摩の郷土料理であるてこね寿しです。漁師たちが船上で釣った鰹を醤油に漬け込み、酢飯と手で混ぜ合わせて食べたのが始まりとされています。すし久では、秘伝の醤油に漬けた肉厚の鰹の切り身を、地元産コシヒカリの酢飯の上に乗せて提供しています。

また、毎月1日の早朝には、旬の食材を使った朔日粥（ついたちがゆ）を提供しています。例えば、12月にはかぼちゃを使った冬至粥が登場し、白いお粥に黄色いかぼちゃが浮かぶ一品で、寒さを和らげてくれます。

さらに、ひつまぶしや麦とろろなど、多彩な郷土料理も人気です。店内は、五十鈴川を望む窓際の席もあり、春には桜、秋には紅葉と、四季折々の景色を楽しみながら食事ができます。

児嶋一哉・アンジャッシュ・ウエンツ瑛士・志田未来・天野ひろゆき・キャイ〜ン・余貴美子・楠木ともり