2024年8月27日放送の【マツコの知らない世界】で紹介された、銀座線インドカレーの世界のお店・まとめです。

銀座線は昭和2年開業の渋谷〜浅草を結ぶ日本最古の地下鉄。東京の大動脈の銀座線沿線にあるインドカレー名店をインドカレー店を15年で1000軒以上食べ歩く会社員の八木 雄建さんが紹介します。東京のインドカレーは全国の4分の1約1200軒が集結しています。

ガチインドカレー、ニセコでNo1になったお店、南インドの超巨大屋台朝食、インド大使館御用達の西インドカレー、団地内に突如現る名店などを紹介します。

北インドはバターチキンやナンに代表されるリッチな王族風が代表的。
南インドは高温多湿でお米の栽培が盛んで、お米が主食でダムビリヤニが食べられています。

• インドのナンは丸い
• 銀河鉄道カレーライン
• バブル期の美食ブームと共にインド料理店が増加し、他店との競争からナンが巨大化していった

「アーンドラ・ダイニング」は渋谷駅から徒歩7分の2021年に開業したお店です。南インドのアーンドラ・プラデーシュ州の本格的な料理を提供する人気店です。

アーンドラ・プラデーシュ州の伝統的なレシピを元に、現地の味をそのまま日本に届けることをコンセプトにしています。特に南インドの「ダムビリヤニ」は、米と肉、スパイスを一緒に炊き込んだ独特の風味が特徴で、開店以来、多くのカレーファンに愛されています。

「ダムビリヤニ」は他のインド料理店ではなかなか味わえない逸品で、鍋の縁にナンの生地を巻いて密閉し、蒸し焼きにする調理法が使用されています。この調理法により、スパイスと食材の旨味が凝縮され、非常に香り高い仕上がりとなります。

こだわりは、玉ねぎと15種類のスパイスを炒めルーを作り、一晩ヨーグルトでマリネした鶏肉を入れて、炒めたルーの上にお米を入れて蓋をし、蒸気が逃げないようにナンで密閉し3〜40分弱火で炊き上げます。

「南インドキッチン 虎ノ門ヒルズ店」2022年6月に東京の虎ノ門ヒルズエリアにオープンした南インド料理専門店です。
虎ノ門にはIT企業が多く多くのインド人エンジニアが働いていて、愛されています。

南インドの伝統的な朝食である「ドーサ」を味わうことができ、豆と米粉で作ったクレープ状の生地にスパイスで味付けした、ポテトの香味炒めを包んだものです。サクサクとした食感と独特の酸味が特徴です。

人気の料理は「スペシャル・ノンベジミールス」です。このミールスは、南インドの豊かなスパイスと食材を使用したバランスの取れた食事で、様々なカレーやライス、パンがセットになっています。特に、揚げたての「バトゥーラ」と一緒に楽しむフィッシュカレーやマトンカレーが絶品と評判です。

ボンベインシラーズは2021年9月に東京・京橋の東京スクエアガーデン1階にオープンした本格インド料理店で、ニセコで1位に輝いた北インドカレーがいただけるお店です。

創業者のジミーさんは、インド・ムンバイ出身で、ニセコで成功を収めた後、東京で新たな挑戦を始めました。

ダルマッカニは黒レンズ豆と赤インゲン豆のカレーです。スパイス・バター・クリームでじっくり煮込んだ濃厚な味わいのカレーがいただけます。

タンドール料理やカレー、ナン、ビリヤニに加え、特注料理も提供可能です。特に、インドの屋台料理やジャイナ教徒向けの特別な料理もリクエストに応じて提供してくれます。

「EUSA」はモスクなど宗教の礼拝所もある末広町から6分の場所にあり、東インドのカレーがいただけます。

オーナーはハラール食材店を経営し、その食材を活かした料理がいただけます。東インドは漁業が盛んで魚と米を食べるため、食文化が日本に近く食の好みも比較的近いといわれています。

ベンガリーフィッシュカレーはロフーという川魚を使用し、ルーのベースはマスタードオイルで5種類のスパイスを合わせ15分煮込んで作ります。

付け合わせのポテトサラダにもマスタードオイルが使用されています。

「ヴェジハーブサーガ」は宝石商のシェイン・ラジェンドラさんが自分のために作った西インドカレーがいただけるお店です。野広小路駅周辺には宝石店が約2000店舗あり、約200店舗インド人経営者だと言われています。

お店の特徴は、インドから取り寄せた厳選されたスパイスを使用し、本場の味をそのまま再現している点です。日本に合わせたアレンジを一切行わず、インドそのものの風味を楽しめると評判です。

西インドは宗教上の理由でベジタリアンが多く、野菜や豆のカレーが主流です。
ベーサン・ガッタ・カリーは約10種類のスパイスと豆粉を練り合わせた豆団子を油で揚げたスパイシーな揚げ物のカレーです。ヨーグルトベースの酸味のきいたカレーです。

チャパティは全粒粉を使用し、ほんのりとした甘みが特徴です。精製パターのギーを使用しています。

「ルート ブックス（ROUTE BOOKS）」は2015年オープンの本屋の中にあるカレー屋さんで、南インドカレーの米を使ったカレーがいただけます。シェフが平日はスパイスの輸入業経営の為、営業は金土日の週末だけの営業をしています。

お店ではシェフが自ら輸入した18種類のオリジナルスパイスや国産にこだれった材料を使用しています。淡路島の有機赤玉ねぎや、国産鶏を使った定食のチェティナードヴィルンドゥなどがいただけます。

「サウスパーク」のオーナム サッディヤはインド風おせちがいただけます。

「シュリージ（Shreeji）」は超穴場のお店で、一階はヒンドゥ教寺院の礼拝堂になっていて、西インドの屋台メシがテイクアウトできるお店です。

ヴァダパヴはインドのムンバイの朝の屋台で人気のコロッケパンです。

「デリーズカフェ（Delhi’s Cafe）」は2023年1月オープンのインド人が250世帯以上住む、UR北砂団地のど真ん中にあるカフェです。お隣はスパイスインド食材専門店があります。

チョレバトゥーラは7種のスパイスを使ったスパイシーなひよこ豆のカレーとナンの生地を揚げた揚げパンのセットで、現地の朝食の定番です。北インド人気の屋台朝食です。このお店では、インドから直輸入された新鮮なスパイスを使用しており、現地さながらの味を楽しむことができます。

マツコデラックス