【日曜マイチョイス】古民家で高遠そば『蕎麦きし野』長野県高遠町のお店情報〔Ｕ字工事〕

2024年9月15日放送の【日曜マイチョイス】Ｕ字工事がロケで紹介した、趣味のそば打ちが高じて、そば店を開いた夫婦の高遠そばのお店は長野県高遠町『蕎麦きし野』です。

「蕎麦きし野」は、長野県伊那市高遠町に佇む、地元に愛される蕎麦店です。2021年に開業したこのお店は、関西出身の岸野靖典さんと知子さん夫婦が営んでいます。

靖典さんは元々機械メーカーに勤めていましたが、39歳の時に高遠そばと運命的な出会いを果たしました。その美味しさに衝撃を受けた靖典さんは、蕎麦打ちの経験がなかったにもかかわらず、高遠そばの味を再現したいという強い思いから、蕎麦の世界に飛び込むことを決意したのです。

妻の知子さんの後押しもあり、40歳で家族で高遠町に移住。靖典さんは地元の名店で1年間の修業を積み、蕎麦打ちの技術や経営のノウハウを学びました。その後、共同シェアキッチンでランチの蕎麦店を3年間営業し、経験を重ねていきます。そして遂に、築90年越えの古民家を改築し、2021年4月に念願の「蕎麦きし野」をオープンさせたのです。

お店では、江戸時代から続く伝統的な「高遠そば」を提供しています。
このそばは、辛味大根の絞り汁に焼き味噌を溶かした「からつゆ」でいただくのが特徴です。この「からつゆ」は、江戸時代の食文化を色濃く残しており、醤油を使わず、大根の辛さがそばの甘味を引き立てる伝統的な食べ方です​。

靖典さんは、毎日その日に打つ分だけを製粉し、細切りと平切りの二種類の麺を打ちます。茹で時間にもこだわり、細切りは40秒、平切りは1分と、絶妙な茹で加減を追求しています。

夢追い蕎麦職人として人生の楽園でも紹介されました。

阿川佐和子・飯尾和樹・ずん