2025年1月5日放送の【なりゆき街道旅】ハナコと、ゲストの立川志らくさん・春風亭一之輔さんが紹介した、小倉アイス発祥のお店は『甘味処 みつばち』です。

甘味処 みつばちは、1909年（明治42年）に創業した老舗の甘味処で、東京都文京区湯島にあります。当初は氷業を営んでいましたが、大正時代に全国に先駆けて「小倉アイス」の製造を始めました。これは、創業者の嶋田当与氏が氷あずきの残りをアイスクリーム製造機に入れたことから偶然生まれたものです。以来、100年以上にわたり、変わらぬ味を提供し続けています。

「みつばち」の名物は、なんといっても小倉アイスです。北海道産の小豆を使用し、甘さ控えめで小豆本来の風味を活かしたアイスクリームは、さっぱりとした味わいが特徴です。その誕生には、氷あずきの残りを活用しようとした創業者の工夫があり、偶然から生まれた美味しさとして知られています。

また、小倉あんみつも人気の一品です。自家製の濃厚な黒蜜と、もちもちとした白玉、そしてフルーツをふんだんにあしらったあんみつは、他では味わえない素敵なハーモニーを奏でます。特に、沖縄産の黒糖を使用した黒蜜は、コクと風味が豊かで、具材一つひとつにしっかり絡み、最後の一口までおいしく楽しめます。

さらに、サハラというユニークなデザートもおすすめです。サハラ砂漠をイメージして作られたこの一品は、きな粉、アイス、あんこが絶妙なバランスで組み合わさっています。中に隠れている寒天のプルプル感と、黒蜜との相性も抜群で、きな粉好きにはたまらない逸品です。

ハナコ