【なりゆき街道旅】かっぱ橋で巡ったロケ地・お店まとめ〔中山秀征・潮田玲子〕

2025年1月12日放送の【なりゆき街道旅】ハナコと、中山秀征さん・潮田玲子さんがゲストで紹介した、かっぱ橋で巡ったロケ地・お店まとめです。

キッチン用品や南イタリアの絶品郷土料理などのお店を巡りました。

かまた刃研社は、1923年に東京・浅草で創業した包丁専門店です。創業者の鎌田小助氏が関東大震災後の浅草で刃物研磨業を始めてから、現在まで4世代にわたりその技術を受け継いでいます。長い歴史の中で培われた確かな研磨技術は、多くの料理人や家庭の料理愛好家から信頼を得ています。

お店の特長は、研磨技術に裏打ちされた豊富な品揃えです。日本の伝統的な手法による職人の手作り包丁から、最新の設備で厳しく品質管理された包丁まで、常時800種類以上を取り揃えています。特にオリジナル包丁は、オーナー自らが企画し、優秀な職人の手で丹念に作られた逸品です。

購入した包丁には無料で手彫りの名入れサービスも行っており、贈答品としても最適で、ゲストの潮田玲子さんも名入れをお願いしました。

飯田屋は、1912年（大正元年）に東京・浅草のかっぱ橋道具街で創業した、料理道具専門店です。初代の松次郎氏が建具業から始め、関東大震災や第二次世界大戦による店舗焼失を経て、料理道具の販売に転身しました。現在は6代目の飯田結太氏が経営し、プロのシェフから家庭の主婦まで、世界中の料理人に愛されるお店として知られています。

飯田屋の特徴は、世界中から厳選した逸品の料理道具を取り揃えていることです。特に、200種類以上のピーラーを使い比べて開発されたオリジナル商品「エバーピーラー」は、使いやすさと切れ味で高い評価を受けています。

また、テレビ番組でも紹介された「エバーおろし」は、食材をふわふわにおろすことを追求した純国産のおろし金で、多くの料理愛好家に支持されています。

本間商店は、1951年（昭和26年）に創業した製菓材料や包装用品を取り扱う専門店で、東京・浅草の合羽橋道具街に店舗を構えています。

創業以来、飲食店や学校、大使館、洋菓子店、和菓子店、そして一般のお客様まで、幅広い層に支持されています。

本間商店で特に人気のある商品は、製菓用のチョコレートやナッツ類です。これらは、プロのパティシエやお菓子作り愛好家から高い評価を受けており、品質の高さと使いやすさが魅力です。また、香辛料に関しては、1個からの取り寄せにも対応しており、必要な分だけ購入できる柔軟なサービスも好評です。

かなや刷子 かっぱ橋道具街店は、創業110年の東京・浅草のかっぱ橋道具街にある、刷毛とブラシの専門店です。

創業以来、職人の技術を活かし、多種多様な用途に応じた刷毛やブラシを製造・販売しています。

人気の商品は、天然毛を使用した歯ブラシです。馬毛や豚毛、山羊毛などを使った歯ブラシは、歯や歯茎に優しい磨き心地が特徴で、全9種類のラインナップがあります。ペット用として購入される方もいらっしゃるそうです。

その他にも、棕櫚を使った野菜洗い用のタワシや、昔ながらの座敷箒、毛玉取りブラシ、メイクブラシ、ヘアーブラシなど、家庭用から職人専用まで幅広いブラシ製品を取り扱っています。特に、根菜類の泥を優しく落とす棕櫚タワシは、その品質と価格のバランスが良いと評判です。

晴居堂は、日本の伝統工芸の魅力を発信するウェブマガジン『職人圖鑑』のフラッグシップショップとして、2022年2月に東京・かっぱ橋にオープンしました。浅草からほど近い下町情緒あふれるエリアに位置し、料理道具街として知られるかっぱ橋商店街の裏通りに佇む小さなお店です。店主の瀬戸口ゆうこさんは、全国各地の職人や作家を取材し、その素晴らしい作品を多くの人に知ってもらいたいという思いから、このギャラリー＆ショップを開きました。

店内には、陶器・磁器、ガラス細工などの食器から、ざるやかごなどの暮らしの道具、服飾雑貨、小物など、多彩な工芸品が揃っています。これらはすべて、店主が直接取材先で出会った作り手の作品であり、各地の伝統技術と現代の感性が融合した逸品ばかりです。また、不定期で個展や予約制のワークショップも開催されており、訪れるたびに新たな発見と出会いが待っています。

ワークショップは水引づくりやお香講座、伝統工芸品の和紙や織物を使った雑貨づくり、竹かご編みなど、子供から大人まで楽しめる内容が充実しています。

AL COVOは、2024年8月8日に東京・入谷にオープンしたイタリア料理店です。シェフの今泉聡氏は、イタリア半島最南端のカラブリア地方の伝統料理を提供することを目指し、これまでの経験と知識を活かしてこの店を開きました。

店名の「AL COVO」は、イタリア語で「隠れ家」を意味し、訪れる人々に特別な時間を提供したいという思いが込められています。

お店の特徴は、カラブリア地方の伝統料理を中心に据えていることです。特に、唐辛子を使ったピリ辛の味わいが特徴で、辛口サラミのペーストである自家製のンドゥイヤを使った料理が名物となっています。また、生しらすの唐辛子漬けであるロザマリーナも店内で仕込んでおり、これらの伝統的な食材を活かした料理が楽しめます。

人気の料理は、ンドゥイヤのアラビアータです。自家製のンドゥイヤを使い、旨辛に仕上げたこの一品は、もちもちの手打ちショートパスタに絡めて提供されます。ピリ辛の風味が食欲をそそり、一度食べるとやみつきになると評判です。

その他のおすすめ料理としては、モルツェッロがあります。これは、カラブリア州カタンツァーロの郷土料理で、牛モツをトマトや唐辛子と煮込んだ一品です。また、ビーツのリゾットは、鮮やかな色合いとあっさりとした味わいが特徴で、見た目にも楽しい一品です。さらに、単角牛のビステッカは、しっかりとした豚の味わいが楽しめるメインディッシュとして人気があります。

店内は、カウンターとテーブルを合わせて全16席の落ち着いた雰囲気で、ひとりでも心地よく過ごせる空間が広がっています。

ハナコ・中山秀征・潮田玲子・山下健二郎