2024年11月3日放送の【ポツンと一軒家】北海道足寄町で紹介した、元牧場の農業体験民宿『ちはるの里・ファーマーズキッチン ヤマダ』です。

「あしょろグリーンツーリズム・ちはるの里」は、北海道十勝地方の足寄町に佇む、小澤君子さんが運営する、まるで絵本から飛び出してきたような農業体験施設です。12〜13ヘクタールの広大な敷地には民宿・牛舎・乾草庫などがあります。

農家民宿は32年前に自宅として建てた建物を民宿として利用し、20年近く運営していて、部屋は3部屋あり最大13人が宿泊できるそうです。

乳牛の授乳専門の牧場は、ロケの2週間前まで運営されていましたが、現在は廃業しています。ただし、体験型農家民宿の営業は引き続き行われているようです。

深い森に囲まれた大地に広がる牧場のような雰囲気は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。ここでは、北海道ならではの畑作など、本物の農業体験を通じて、自然との触れ合いを存分に楽しむことができます。

地元の食材を活かした料理体験プログラム（夕食の準備をお手伝い）は、採れたての野菜や、土室で保存した野菜を使って、北海道の郷土料理に挑戦できます。自分で収穫した野菜を調理して味わう経験は、食の大切さを改めて考えるきっかけになるはずです。

また、「ちはるの里」では地域の方々との心温まる交流も、ここならではの特別な体験です。地元の人々から受け継がれてきた歴史や文化、農業にまつわる知恵や技を、実際の生活の中で学ぶことができます。教育旅行や修学旅行の受け入れも行っており、団体での滞在にも柔軟に対応可能です。

日々の生活に追われる中で、私たちは食べ物がどのように作られ、誰の手によって育てられているのかを忘れがちです。「ちはるの里」での体験は、そんな当たり前の営みの素晴らしさを、体と心で感じられる貴重な機会となってくれるでしょう。家族で、仲間で、あるいは一人で。北海道の雄大な自然に抱かれながら、心に残る思い出を作ってみませんか。

所ジョージ・林修