長野県佐久市のはたおり宿「伝統文化体験の宿つたや」
江戸時代から続く呉服店「岩崎呉服店」の歴史を引き継ぎ、現代の快適さと昔ながらの生活様式が見事に調和した空間となっています。
宿の主人である岩崎泰治さんは、66歳にして新たな挑戦を始めました。呉服店の末っ子として生まれ育った泰治さんは、地域に根付いた「うち織り」の文化を守り継ぐことを使命と感じ、この宿を立ち上げたのです。
「うち織り」とは、明治時代から昭和初期にかけて佐久市で盛んだった養蚕業に関連する伝統技術で、農家のお母さんたちが、売り物にならない繭から糸を紡ぎ、家族のために機織り機で着物を織る習慣がありました。その技術と美しさは高く評価され、地域の誇りとなっていました。「つたや」では、この「うち織り」の文化を中心に、さまざまな伝統文化体験を提供しています。
他にも、薪割り、かまどご飯作りなど、昔ながらの生活を五感で味わうことができます。
特に人気なのが、囲炉裏を囲んで楽しむジビエ鍋や川魚の夕食で、地元の猟師さんから直接話を聞きながら、鹿肉や猪肉、熊肉を味わう贅沢な時間は、訪れる人々に評判です。
また、「つたや」では江戸時代に渋沢栄一が内山にもたらしたという藍玉を使用した藍染め体験も提供しています。
自社農園で育てた藍草を発酵させて作られた染料で、ハンカチや裂き織りの作品を作ることができます。さらに、機織り機を使って織り込んだ花筏を川に流す伝統行事の体験も可能で、願いを込めて流す花筏は、きっと心に残る思い出となるはずです。
- うち織り」を残す活動をしている岩崎泰治さんを特集
築110年の呉服屋の建物をリノベーションした一棟貸切りの宿です。藍染め、機織り、かまどご飯などの伝統の暮らしを体験できます。…
住所 | 長野県佐久市内山 黒田148-1 |
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※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!