佐藤紀行さん・あゆみさんに密着しました。
新米そば職人「やまあおい おそばと珈琲(YAMA AOI)」
大正時代に建てられた旧喜連川警察署をリノベーションした白い木造の建物は、昭和レトロな雰囲気を漂わせながら、往時の宿場町の面影を今に伝えています。
店主の佐藤紀行さんは、自動車開発エンジニアという全く異なる世界から転身した新米そば職人。めまぐるしい技術革新の中で行き詰まりを感じていた時、ある有名そば店での経験をきっかけに「人を魅了できる仕事」としてのそば打ちの道を選びました。
横浜の「一茶庵」でプロコースの修行を積んだ後、2024年7月、妻のあゆみさんの支えを受けながら待望の開店にこぎつけました。
店の最大の特徴は、「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」にこだわり、地元産の「常陸秋そば」を使用した自家製粉の手打ちそばです。石臼で丁寧に挽いた粗挽きと細挽きの粉をブレンドし、そばの実の甘皮を残して挽く「甘皮挽きぐるみ」にこだわっています。シンプルな二八蕎麦で提供しています。
看板メニューの「おせいろ」は、蕎麦本来の香りと程よい歯ごたえが特徴で、喉越しの良さも格別です。「すずしろせいろ」は、千切り大根をたっぷりのせ大葉と茗荷とごまがトッピングされています。
番組では佐藤さんに密着し、新米店主の天ぷらを揚げ忘れたり、お客様をお待たせしたりするハプニングを乗り越えて、奮闘する姿が紹介されました。看護師として働くあゆみさんが、空いた時間に手伝いに入るなど、夫婦で力を合わせながら温かみのある店づくりが印象的でした。
落ち着いた座席や小上がりのある店内では、そばの後にゆっくりとコーヒーを楽しむこともできます。歴史ある建物で味わう本格手打ちそばと、アットホームな雰囲気が織りなす新しい魅力が、かつての宿場町に新たな賑わいをもたらしています。
- シンプルな二八そば
住所 | 栃木県さくら市喜連川4366-4 |
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電話 | 050-8881-7792 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!