合掌造りカフェ「かふぇ このはずく」
この建物は、店主の豊島令子さんの父である全孝さんが、54年前に岐阜県白川郷から移築したものです。
当時、白川郷でも2番目の規模を誇った合掌造りは、鳳来寺山の表参道に新たな観光スポットとして移築され、かつては食事処として賑わいを見せていました。しかし、時代の流れとともに約20年前には使われなくなり、静かに眠りについていました。
その静寂を破ったのは、令子さんの夫である裕光さん(74歳)の「ここでカフェをやりたい」という突然の提案でした。
機械メーカーのエンジニアだった裕光さんと、地元新城市出身の令子さんは、共に新たな挑戦を決意。地域の仲間たちの協力も得ながら、2年の歳月をかけて丁寧に改修作業を進めました。
店内には、昔ながらの趣を大切に残した空間が広がっています。囲炉裏を囲むテーブルや古い臼を活かした座席など、随所に工夫が施されています。特筆すべきは、壁をガラス窓に改装したスペースからの眺望で、四季折々の自然景観を存分に楽しむことができます。
メニューは夫婦の絶妙なコラボレーションが光ります。裕光さんが手掛ける看板メニューの「とろっとプリン」は、なめらかな食感と優しい甘さが特徴で、令子さん特製のストロベリーソースとの相性も抜群です。また、ふわふわのパンケーキや、塩加減の絶妙なぜんざいなど、すべて手作りにこだわったスイーツも用意されています。
- 白川郷の合掌造りを移築
住所 | 愛知県新城市門谷字上浦45 |
---|---|
電話 | 不明の為情報お待ちしております |
西田敏行・菊池桃子
[記事公開日]
[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!