【人生の楽園】須古寿し・郷土寿司のカフェ『とこのとこ(佐賀県白石町)』のお店を紹介

【人生の楽園】須古寿し・郷土寿司のカフェ『とこのとこ(佐賀県白石町)』のお店を紹介
放送の【人生の楽園】江口智子さん~500年続く味 郷土寿司のカフェ~で紹介した、須古寿しのお店は『とこのとこ(佐賀県杵島)』です。

須古寿し・郷土寿司のカフェ「とこのとこ 須古カフェ&バル」

『とこのとこ』は、500年以上の歴史を持つ佐賀県の郷土料理「須古寿し」を気軽に楽しめるカフェとして、2024年3月に白石町須古地区にオープンしました。

店主の江口智子さん(49歳)と息子さんの二人三脚で営まれているこの店は、地域の伝統を守りながら未来へと繋げる拠点となっています。

愛称「トコさん」と呼ばれる江口さんは福岡県の出身で、管理栄養士として働いた後、結婚を機に夫・英樹さんの故郷である白石町須古地区に移住しました。そこで出会った「須古寿し」に最初は「これがお寿司なの?」と驚いたそうですが、次第にその魅力に惹かれていきました。夫の仕事の悩みをきっかけに「私がやる!」と決意し、「大好きな街を元気にしたい」という思いから『とこのとこ』をスタートさせたのです。

室町時代にこの地域の領主への感謝の意を込めて献上されたのが始まりとされる「須古寿し」。酢飯の上にかまぼこ、きゅうり、錦糸卵、奈良漬け、シイタケ、そして有明海で獲れるムツゴロウの甘煮などが彩り豊かに盛り付けられています。四角に区切られた寿司は田んぼを、線は畦道を、中央の錦糸卵は水田に映る「田毎の月」を表現しており、須古城から見た美しい田園風景を映し出していると言われています。

店の一番人気メニューは、須古寿しランチです。須古寿し3枚に、地元の新鮮な野菜を使ったメインディッシュや副菜、汁物、漬物、デザートがセットになっており、数量限定のため予約をおすすめします。また、金曜・土曜の夜にはビュッフェ形式で地元食材を使った料理と、日本酒やワイン、焼酎などのお酒も楽しめます。カフェタイムには地元食材を活かしたデザートやドリンクも提供しています。

店内は古民家を改装したナチュラルモダンな空間で、1階には13席、2階には個室があり、テーブル席としても座敷席としても利用可能です。お子様用の椅子も用意されており、家族連れでも安心。地域の人々が気軽に集まり、食事やお茶を楽しみながら交流できる場としての役割も果たしています。
伝統の郷土料理「須古寿し」を未来につなげたいという熱い思いから生まれた『とこのとこ』は、地元の人々はもちろん、県外からも多くの人が訪れる白石町の新たな名所となっています。

  • 須古寿しランチ 2000円
  • とこのとこランチ 1500円
住所 佐賀県杵島郡白石町堤624‐1
電話 090-3413-3245

※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。

菊池桃子・小木逸平

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この記事の作者・監修

Activi TV

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