スコーンが名物のカフェ 印南駅「ニコカフェ(NICO CAFE)」
2019年12月、店主の小鮒紀代美さんが大阪から移住し、若き日の夢を形にしてオープンしました。
紀代美さんは和歌山県田辺市の出身。高校生の時にブリティッシュロックと出会い、就職後には友人が営むライブバーで英語講師のテレサさんと知り合います。テレサさんに誘われ、25歳の時にスコットランド・エジンバラへ1年間の語学留学へ。その地で通った素敵なカフェで「いつか自分もこんなお店を開きたい」という夢が芽生えました。
しかし帰国後は日々の生活に追われ、東京や大阪で営業職などを経験。50代を前に若き日の夢を思い起こした時、偶然テレビで紹介されていた印南町の海辺の家に心を奪われます。「ここでカフェを開こう!」と決意した紀代美さんは、仕事を退職して移住を決断したのです。
店内は木の温もりを感じる落ち着いた空間で、テラス席からは印南漁港や太平洋の絶景を楽しめます。店名の由来でもある看板犬の黒いパグ「ニコちゃん」が、訪れるお客様を温かく迎えてくれる、アットホームな雰囲気も魅力の一つです。
Nico Cafeの最大の特徴は、紀代美さんがスコットランドでの経験を活かした本格的なスコーン。
ふんわりとした食感と優しい甘さが特徴で、地元の平飼い卵や和歌山県産のフルーツを使用した手作りのスコーンは、クロテッドクリームとジャムを添えて提供されます。お客様からは「しっとりしていて美味しい」と評判で、紀代美さん自身も新作のスコーン開発を楽しみのひとつにしています。
朝は8時から営業しているため、モーニングセットが人気です。
ランチタイムの人気メニューは、カレー&チキンクリーム煮合いがけおばんざいセット。スパイシーなインド風チキンカレーとまろやかなチキンクリーム煮を一皿で楽しめる贅沢なセットで、紀の国みかんどり・バナナ・ココナッツミルクが隠し味のカレーに、地元の新鮮な野菜を使った小鉢が3品付いています。日替わりおばんさいセットやオムライスも人気です。
午後のカフェタイムには、スコーンエッグベネディクトというユニークなメニューも。ふっくらとしたスコーンにポーチドエッグとオランデーズソースを乗せた一品で、クロテッドクリームやメープルシロップを添えて自分好みの味に仕上げられます。
住所 | 和歌山県日高郡印南町印南1242-6 |
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電話 | 0738-68-9028 |
菊池桃子・小木逸平
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この記事の作者・監修

Activi TV
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