2025年1月4日放送の【路線バスで寄り道の旅】岩城滉一さんがゲストで紹介した、亀戸の鰻屋さん・うな重のお店は『八べえ』です。

「八べえ」は、1979年に創業した鰻専門店で、東京都江東区亀戸にあります。創業者である山﨑氏の父親は、もともと木場で筏師として材木関係の仕事をしていましたが、飲食店を開業したいという夢を持ち、仕事で馴染みのあった亀戸でお店を始めました。祖母が千葉県佐倉の鰻屋で働いていた経験を活かし、現在では珍しい「五右衛門蒸し」という伝統的な蒸し方を取り入れています。

「八べえ」の名物は、希少な青うなぎです。国内の鰻供給量の約10％程度しか存在しないと言われる青うなぎは、皮が薄く、脂の乗った身が非常に柔らかいのが特徴です。また、鰻の調理法にもこだわりがあり、関東風の「蒸焼き」だけでなく、関西風の「地焼き」や、千葉県で昔行われていた「五右衛門蒸し」という独自の技法を用いています。さらに、ダチョウやカンガルー、ラクダなどの珍しい肉料理も提供しており、多彩なメニューで訪れる人々を楽しませています。

人気は、メイン青うなぎコースです。看板料理である青うなぎを、お好みの調理法で堪能できるコースとなっています。青うなぎの豊かな風味と柔らかな食感を最大限に引き出すため、職人が丁寧に調理しています。また、鰻の身からのみ出汁をとったスープで作るうなぎラーメンも人気の一品で、数量限定のため、事前予約が推奨されています。

「八べえ」では、青うなぎ以外にも多彩な鰻料理を提供しています。例えば、鰻重特々上は、ふっくらとした鰻の身と秘伝のタレが絶妙なバランスで、多くのファンに愛されています。また、鰻丼は、シンプルながらも鰻の旨味を存分に味わえる一品です。さらに、鰻肝焼や鰻兜焼など、鰻のさまざまな部位を使った料理も楽しめます。これらのメニューは、鰻の新たな魅力を発見できると好評です。

徳光和夫・田中律子・高田純次・岩城滉一・石原良純・松本伊代・松平健・柳沢慎吾・島崎和歌子