2024年3月14日放送のタクシー運転手さん一番うまい店に連れてって〔タクうま〕で長野のドライバーさんが紹介した秘境の名店の鹿ネギ南蛮そばは『そば処さかい』です。

『そば処さかい』は筑北村の自治体がそばを名産にするため27年前に『そば処 さかい』を開業し、現在の店主は四台目の関森康男さんが切り盛りし、先代のふみこさんも働いているお店です。関森さんは奥様の実家がある筑北村に3年前に家族で移住し、お店を引き継ぎ経営しています。

お店では地元産のそば粉を使用した手打ち蕎麦が自慢のお店で、山岳内陸型の気候で育った地元産のそば粉を使用した手作りの蕎麦は、地元産のそば粉をねって、のばして、切ってという工程を経て作られます。

筑北村は鹿による農作物の被害が多く、狩猟されてきた鹿肉をうまく使えないかと新たな料理を開発、それが『鹿ネギ南蛮そば』で看板メニューになりました。
鹿肉はしょうゆ・砂糖をベースに味噌などを配合した秘伝のタレで1日冷蔵で寝かして圧力鍋で柔らかくし、ソースで煮詰めたしょうがを加えて、鹿の野生の風味はすべてなくさず少し残すことで味にインパクトを出して仕上げます。
それを、鰹節2種類と昆布の出汁に秘伝のかえしを合わせたかけつゆに入れ、繊維状にわざとお肉を割いて入れることで、つゆと絡み合って極上の仕上がりのつけ汁になります。

吉村崇・平成ノブシコブシ・3時のヒロイン